● 看護師の人間関係について不安を抱える人はかなり多い!

看護師の悩み相談サイトを見ると、やはり人間関係でとても悩んでいる方や、深刻な状況にある方のお話が目につきます。看護師だけではなく、さまざまな職場でも人間関係についての悩みやストレスはつきものです。
看護師の人間関係の悩みが深刻になってしまう原因は、やはり命を預かる責任の重い仕事であること。常に緊張状態でいるためにストレスが高く、疲れがたまってついキツイことを言ってしまうということもあるかもしれません。
また、女性が多い職場ですが、縦の序列がはっきりとしているというのも看護師の特徴です。主任、看護師長、総看護師長と指示・統括・管理が明確になっています。医師と看護師、患者と看護師の間でも、上手に人間関係を築かなければなりません。そういった複雑さもあり一般企業と比べるとより難しく感じることはあるでしょう。

● 責任が重いからこそチームワークが大切

 医療をチームとして情報交換をしながら協力し合って行かなければならないので、一般企業の女性同士の関係よりも、もっと濃密でがっちりとタッグが組めるような信頼関係が必要になってきます。
そのため、ちょっとでも人間関係がギクシャクしてしまうと、仕事がやりにくくなり、さらに関係が悪くなっていってしまうといった悪循環に陥ることもあるでしょう。
けれども、元々看護師を目指す人は、責任感が強く、思いやりがあって、誰かのために精一杯頑張ることができる人たちです。ネットや口コミを見ると、確かに悪い話や困っている話が目についてしまいます。けれど実際に働いてみると竹を割ったようにすっきりとした性格の方やさばさばしていて、起こることはあるけど尾は引かないといった方も少なくないはずです。隣の芝生は青いものです。噂に惑わされず、今ある人間関係を大切にしていきたいものですね。
 
● 確かに悩みが多い職場

患者さんのバイタルチェックをしたり、病気の経過等、様々な情報を共有しながら、多くの看護師と協力することが必要になります。そのため、一度人間関係がこじれてしまうと、心がつらいだけでなく、他のスタッフとの連携がとりにくくなることで様々な業務に支障が出てきてしまいます。
一般企業では人間関係がぎくしゃくしてもある程度の業務はこなすことができますが、看護師の仕事は、ちょっとした伝達ミスや小さなミスでも取り返しがつかないことになりかねません。また患者のメンタル面まで支える必要がある職場でもありますから人間関係で何かあったとしても患者さんの前では笑顔でいなければなりません。
人間関係のトラブルがあると、即仕事に支障をきたしてしまう厳しい現場であるということはあるでしょう。
また、悩みが自分の上司に関することであった場合は、「改善してほしい」とはいえず、結局自分で抱え込むしかないということもあります。守秘義務もあり、おいそれと相談することもままなりません。「悩みを相談しにくい」ということもあり、どんどん深刻化してしまうということもあるでしょう。

● どうしても我慢できない…

人間関係がつらく、体を壊すまで頑張ってしまう方もいます。どうしても自分で解決できないほどしんどかったら、転職や休職する方法があります。
看護師の免許を持っていれば、仕事は山ほど見つかります。患者さんをケアするためにはしなやかな心と体力が必要です。どうにもならなくなったら、まずは健康を取り戻すことを優先に自分を大切にしてください。
とはいっても、卒業後はじめて勤めている方は、できれば最低でも1年間は頑張ってほしいです。看護師として初めの1年間は生涯の看護師人生を支えていくための大切な勉強期間。この1年間を中途でやめてしまうと、実は次の就職も難しくなってしまいます。そのため、できるだけ1年間だけは頑張ってみてください。
 人間関係がどうにもならず転職を考える際には、転職支援会社を利用して就職先が見つかってから退職するのがよいでしょう。(退職の意志を伝えるのは2・3か月前から)在職中でも仕事を探すことができますし、口コミで勤務先の人間関係についても情報収集してもらうことができます。
 燃え尽き症候群やうつ病などの心配がある場合や、病気が発覚した場合は、治療に専念してください。いつでもどこでも、ブランクがあっても看護師免許がある限り就職は可能です。何度も言うようですが、まずは自分を大切にしてほしいと思います。